日本国際情報学会 学会誌 創刊号  編集後記

 

編集後記  

        日本国際情報学会誌 編集委員長 五十嵐雅郎

本号は、日本国際情報学会の学会誌創刊号である。2年前に日本大学大学院総合社会情報研究科の教員・修了生を中心に設立された当学会は、年に数回研究会や公開講座を開催して、その研究成果を公表してきた。そして本年度からの学会活動本格化を前に、学会誌「 日本国際情報学会紀要」の発行を行うことにしたものである。この創刊号には、まず会長近藤教授の巻頭論文と佐々木教授の特別寄稿論文が載せられている。そして、それに続く自由論題の投稿論文6本は、編集者が2003年度の研究発表者に対し、それを論文にまとめるよう依頼し、査読ののちに収録したものである。

世界的なスケールでの政治・経済・社会環境の変化に伴い、わが国の高度成長期時代に作られたさまざまな制度、慣行が金属疲労を引き起こし、さらには思考方法、価値観までが揺らぎつつあるのが現状である。こうした時代の研究者は、旧来からの専門領域のみでなく、その関連領域をも含めたマルチ・デシプリナリーなアプローチで、研究に取り組むことを余儀なくされる。研究者は、国内情報はもちろん国際情報に一層気を配って研究課題にチャレンジし、その成果を公表してゆかなければならない。

今回の創刊号の編集を終え、これから次号の編集を企画するに際し、一言、編集者の「思い」を付け加えた。

(編集委員会を代表して、五十嵐雅郎 記)               2004年4月25日